行き先間違い事件(6月29日）
いつもの朝を迎えた梅ヶ谷交差点。
いつものように木原線のバスが那波を越えてやってきました。そして、梅ヶ谷バス停でいつもの3人が降りてきました。
ここまでは、いつもの光景でした。
しかし、3人はなかなか道路を横断しようとせず、まだ止まっているバスの方を見ています。
彼らに道路を渡るように指示して、渡ってきた時に尋ねました。
「どうしたの？何があったの？」「おばさんが梅ヶ谷で降りるって、ボタンを押したんだけど、なかなか降りて来ない・・・」
どうしたんだろうね？と思いつつ、木原線のバスの方を見ると、バスは行ってしまっていて、バス停には一人ぽつんと白髪のご婦人が立っていました。Ｍ山さんが、近づいて訳を尋ねると、生きたかったのは隼人整形分院だそうです。
まったく逆の方向のバスに乗ってきたことを説明し、どうしようかと思案した結果、Ｍ山さんが乗せて行ってくれることになりました。
聞くと、このご婦人、こちらへ来て２ヶ月の頃、怪我をして３ヶ月入院していたそうで、当然、土地勘もないようでした。
Ｍ山さんが車を持ってきてご婦人を乗せた時、合掌して感謝されていました。良かったですね。
もし、バスがこの時間帯に来なかったら自分たちは居ないわけで、そしたら、ごのご婦人、知らない場所にしばらくは一人きりだった可能性もあったわけです。そう考えると、実にラッキーでした。
いい話です。なんかとても清々しい気分です。♪